リベラルアーツ講座(無料講座)

"Liberal Arts"

教育改革で求められるもの

2020年度から実施される教育改革(高大接続改革)に伴い、新テスト「大学入学共通テスト」が始まります。

「様々な資料を多面的に分析し推論・仮説を立て記述する」という、これまでの試験形式を一新した、

より深層的な思考力・判断力・実行力が試されるものです。


教科の枠組みを超えた思考力

「教科書では学習しない」内容を前提とした新テスト、必要なのは、教科の枠組みを超え、複層的な視点で世界を見ることに他なりません。

そこで必要なのが「リベラルアーツ」言い換えれば「教養科目」というものです。

新テストが導入される前段階から、各大学の出題傾向は徐々に方向転換をはじめており、

リベラルアーツ分野の思考問題が多く見られるようにもなっています。


濱川学院では年に数回、各分野の専門家をお招きして、全生徒対象に「リベラルアーツ講座」を実施します。

「好奇心」つまり、未知の世界の知識を得るときに生み出される意識、それこそが本当の「教育」であると考えます。


第1回 リベラルアーツ講座 〜自然写真家 伊沢正名さん〜

[日時]2017年11月5日(日)

[場所]瓦町FLAG 8F IKODE瓦町 大会議室

 

普段僕たちの見えない所でこの自然環境を支えている、縁の下の力持ち、それが「菌類・きのこ」。
菌類・隠花植物(キノコ・コケ・変形菌等)の写真家として長年第一線で活躍されてきた伊沢正名さんをお招きして、特別講演会を行いました。

自然環境の保護、その時、僕たち人間は「植物・動物」をイメージします。でも、その植物(生産者)、動物(消費者)が存在できるのは、菌類・きのこ(分解者)の生み出す無機物があってこそ、初めて成り立ちます。伊沢さんが長年にわたり、森の中で写真家としての活動し行き着いたのは「循環を取り戻すこと」、つまり「循環と共生」というサイクルこそが本当の自然環境保護なのだ、伊沢さんが長年撮りためた数々のとても美しい写真作品とともに講演していただきました。

第2回 リベラルアーツ講座   「Contemporary Art / What is this? 〜現代アート、何だこれ?〜」

[日時]2017年11月23日(祝)

[場所]濱川学院 4F大教室

 

公益財団法人砂原児童基金の事務局におられる高田夕季さんをお招きして、現代アート鑑賞についての講義・ワークショップを行いました。

アートカードを使ったワークショップを通じて、現代芸術における「自由」の意味を体感し、それぞれ独自の感性を皆が共有しました。

①現代アート鑑賞を通じて、他人の目を通して世界を見るのではなく「自分の見方・考え方」をする訓練をする

②知識を得るだけで完結する人間ではなく、物事から直接感じ取ったイメージを広げることができ、新しいアイデアを生み出す人材になる

③「同じものを見ていても、一人一人違う世界を見ている」ことに気づき、多様化する社会でどう生きるかのヒントになる

学校教育で受けた芸術の授業とは全く異なるアプローチで行われたこの講義、生徒たちの受講後の表情がとても晴れ晴れとしていました。

第3回 リベラルアーツ講座 「The History of Food and Agriculture 〜人類生存の礎〜」

[日時]2018年6月17日(日)

[場所]濱川学院 4F大教室

 

今回のリベラルアーツ講座、これまで人類がこの地球上に存在し得た事実、農耕から始まる人類の歴史を辿り、自然と人間とのこれからの関わり方に関して学ぶ講座が行われました。

「農学、人類学、工学、遺伝子工学、化学」を横断する観点、またそれに加え、「経済学・地政学」も関わる内容、非常に興味深い内容であり、90分の時間があっという間に感じました。農業・食物という、生きる上で身近に存在するファクターからの深い学び、本当の意味で、「文系理系の壁」というものが壊れた瞬間だったとも思います。
生徒たちの受講後の表情がとても晴れ晴れとしており、事後アンケートでも「もっと聞きたかった」という意見が大半を占めるほど、多層的に物事をみるということの重要性に気づいてくれる契機となりました。

第4回 リベラルアーツ講座 「Journey , what a life is 〜世界70カ国から学んだこと〜」

[日時]2018年11月24日(土)

[場所]濱川学院 4F大教室

 

 

「旅からまなぶ、旅をする、視点が変われば生き方も変わる」

講演してくれた上杉さんは、これまでの40年のキャリアを通じ、世界70カ国を渡り歩きました。

「Journey」旅というものは、その国の歴史・文化・風土、そしてそれによって生み出される経済・産業を間近にとらえられるものです。

 

公私を通じた数多くの海外経験、また、多様な職業を経験したというその過程で、これからを生き抜くための3つの必須スキル「IT・会計・英語」を広く習得してきた彼。

「経済学・経営学」「比較文化論・言語論」そして「情報工学」

彼の講義・対談を通じて、「正解のないこれからの社会」で生きる上で何が必要か、そのきっかけをつかんでもらえた生徒が多かったようです。

 

第5回 リベラルアーツ講座 「経済からの脱却、暮らしへの立脚」

[日時]2019年3月3日(日)

[場所]瓦町FLAG 大会議室

 

今回のリベラルアーツ講座は、小豆島で活躍する幸崎くん、渡部さんのお二人を招き、地域コミュニティ論、地域経済、新しい貨幣概念(クラウドファンディング、地域通貨)などを中心に、新たな可能性をもった地域「小豆島」において、これまでの経済からの脱却を目指し、実際に現在行なっているアプローチを元に、多面的にお話いただきました。

保護者、一般の方を含め、約90名のご参加をいただきました。

 

「モノ・カネ・ヒト」加えて「情報」の流れが生み出すもの、それが経済です。貨幣を軸とするこれまでの経済は、成長することを前提にした「所有=幸福」という図式にのっとり成長し続けてきました。しかし、その成長社会は終わりを告げ「成熟社会」へと変わった、いわば、人々の暮らしの中に求めるものは、これまでの経済的価値から体験的・実感的・信頼的価値へと相対化しています。

 

本講座を通じて、受験は当然として今後の世の中を切り開いていくで必要な「問題解決能力」を身につける広い視野と識別眼を養うきっかけになった気がします。

第6回 リベラルアーツ講座 Cinema makes a world stimulated 〜 映画と世界/文化 〜

[日時]2019年8月10日(土)

[場所]濱川学院 4F大教室

 

 

今回のリベラルアーツ講座は「映画」の世界を扱いました。現役映画プロデューサーである安里さんをお招きし、普段エンターテインメント/芸能界として若干距離のある映画という世界、その内側にいる安里さんの目を通じて身近なものに感じてもらいました。

 

『映画の解釈は「自由」であり、芸術性の高い娯楽、娯楽性の高い芸術、どちらも成立します』

『映画撮影は、監督、カメラマン、映画俳優など、気難しいプロの職人さんとの共同作業です。また、一流の俳優さんは人間性も一流であったりもします』など、普段聞けない裏話もたくさんお話いただきました。

中でも「Life is Beautiful 」という作品を通じて、映画のもつ、厳しい現実世界をある種「美しく」切り取りみせるという大きな力についてのお話はとても印象的でした。

「表現する」ということは誰もがもつ能力/権利であり、社会を円滑に回すという意味で、映画のもつ大きな力を再認識させていただきました。

 


Time to Realize a lifelong dream.

時をかけ、人生の夢を叶えるために