「自分をあきらめなくていい」 〜経験・分析・行動力〜

・高校時代〜

当時の管理教育に反発し、停学処分を受けるほどの「優等生」でした。成績は、高1~高2を通じて、つねに学年最下位。。。大学受験をあきらめ、バンド活動を通じてミュージシャンとしての道を模索していた高3の春、ある講師との出会いで、生活が一変しました。その恩師から、高校の講義では知り得ない(全く聞いていませんでしたが笑)知識の体系化を元とした勉強方法を教授され、全国偏差値30だった成績が、夏休み明けには全国偏差値80で学年トップになりました(カンニングを疑われ、体育教官室に呼び出されるほど信用されていませんでした笑)

「勉強に才能は関係なく、やり方次第でできるようになるんだ」

そう悟った原点です。

・大学時代〜

私立の外国語大学に進み、金銭的なサポートに余裕のない中で、週末には本願寺、嵐山などの観光名所に出掛け、そこで出会った外国人観光客(主に優しそうな老夫婦笑)に「観光案内するからご飯おごって」と声をかけ、その観光案内の過程を通じて英語を学び、1年後には英語をほぼ使いこなせる程度になりました。結果、外国語大学に在籍することの意味を見出せず自主退学を考えましたが、親の手前、とりあえず在学することになり、ミュージシャンとしての音楽活動を続けながら、生活費・バンド活動費を捻出するために京都の夜の世界(祇園・先斗町)でアルバイトに勤しみました。

5年後(23歳)にはミュージシャンの道はあきらめ、大学卒業(2年留年)を控え、これからどうやって生きていこうかと考えた時、ふと、かつての恩師の姿を思い出しました。

「僕のように成績が悪くても"自分をあきらめなくていい"ということを伝えたい。そして、教え子たちにもっと広い世界を見せてあげたい」

その思いにより、地元香川に帰省し、予備校の講師になりました。約20年勤めて、2016年に独立し、この濱川学院を立ち上げました。

・濱川学院

正直いって、「受験産業」という言葉が大嫌いです。難関大学の合格者数を貼り出したり、本棚に赤本を並べたりするのも嫌でした。だから、濱川学院のエントランスには、子どもたちがいろんなことに興味を持つきっかけになればと、今まで自分が読んだ本を並べています

勉強だけでなく、「生きていく力」を養ってほしいという思いによって、予備校という教育産業の中から、自分のできる変革を行なっています。

5教科の授業に加え、全編英語で授業を行う「国際バカロレア講座」、教科の枠組みを超えて横断的な知識を学ぶ「リベラルアーツ講座」などの無料講座を実施しています。

僕の愛弟子"久保先生"(かつての教え子です)とともに、「教育をもっと近くに」という理念に基づき、日々生徒たちと関わっています。

「本質理解×合理化」で限界を越えよう 〜偏差値30から80へ〜

・勉強を「科学」する "帰納と演繹"

中高問わず、学問教科の全ては、「帰納的学問」の英語・国語・社会・理科(生・化・地)、「演繹的学問」の数学・理科()、この2つに分かれます。

   →帰納:個別的事象から仮説を立て一般的原理原則を導く「一般化・抽象化・体系化」

  →演繹:一般的原理原則から個別的事象を推論する「個別化・具体化・パターン化」です。

・合理的な体系化

 INPUT(覚える)の分量が格段と増えるため、帰納的学問については「合理的な体系化」が必要になります。情報の単なる記憶ではなく、各単元のつながりを意識した「情報の体系化」を行い、全体像が見えた上での知識習得に力点を置きましょう。

・本質の理解

公式・解法を知っているだけでは対応できない、それが、演繹的学問です。公式・解法には「本質の理解」が必要で、そのためには「公式の証明」に取り組むことが効果的です。その上で、OUTPUT(演習)を繰り返して定着させ、弱点・難点をあぶり出し、応用・融合問題への本質的な学力をつける、そのアプローチを徹底しましょう。


英語のアプローチ

・英文法の体系化

正規の文法書「ロイヤル英文法」などでは総800ページ、それを簡略化した文法書が「チャート式」のような類の参考書。それを、正しい関係性を認識した上で、正しい順序で学び直し、要点を押さえて体系化する、これを夏休み終わりまでには是非とも終わらせましょう。

✔︎英文法・語法のトレーニング   戦略編・演習編 (Z会)

各範囲において、狙われやすいポイントを抽出してある参考書(戦略編)。それを理解するためには、ある一定レベルの文法事項の理解は必要(品詞の概念、他動詞・自動詞の識別、等位・従属接続詞の定義、など)。その上で、(演習編)を通じて問題演習を重ねて知識を定着させる。


・動詞句・前置詞句

いわゆるイディオムの中には、look at A, give A upのような『動詞句』、また、in advance, to some degree, for the purpose of …ingのような『前置詞句』の2種類があり、その数は3,000以上存在します。そこで重要なのは、動詞、前置詞、副詞の「イメージ」をつかんで暗記、整理することです

✔︎システム英熟語(ICP出版)

動詞、前置詞、副詞のイメージをもとに説明がなされているこの参考書、20年前にはありませんでした。。(僕はこれを自分で作りました苦笑)また、調べるたびに関連する同義表現などをチェックしていくと効果的です。

・つづり(接頭辞・接尾辞・語源)からの推測

初めて見る単語でも、接頭辞や接尾辞、もしくはそれが結びついてゆく部分を解析することによって、その意味を探り当てることが出来る事があります。例えば、conductのductが「導く」の意味であると知っていれば、そこから, induce, introduce, reduceなどの意味が探れます。de-duceと見ることが、単語の内部構造ということです。この方法を使えば、一つの品詞を知っていれば、そこから派生する語の意味も、いちいち覚えなくてもよい事になります。これも例を挙げてみると、(動)think→(名)thought→(形)thoughtful→(形)thoughtless、(動)create→(形)creative→(名)creation→(名)creature→(名)creatorなど数多くあります。


・「読む」に従い「考える」= "SCAN:精読"

「読む」とは、頭から順に読んでいくことであり、その過程で、構文・文法事項を駆使し「読むに従い考える」のがセオリーです。

He looked so happy when he found it true that I thought I did well.

                  ↓

 He looked so happy /  when he found / it true / that I thought / I did well.

                  ↓

 He looked so happy / when he found it true/  that I thought I did well.

つまり、「語→句→節」と、意味の集合をとらえ、「節→構文」に発展する、そうすれば、「先の文章の予測」も可能になり、読む速さも向上します。

 

 ・論理・論旨を「可視化」する   = "SKIM:通読"

「文→段落→文章」とつながり、文章は成立しています。

つながり方は、大きく分けて、①逆接・対比 ②因果関係 ③具体化・抽象化 ④言い換え ⑤追加・列挙、それを示す英語表現を「Discourse marker(つなぎ言葉)」と呼びます。

 その働き・特徴を理解することで、「段落のトピック」→「文章全体のトピック」→「筆者の主張」が見えてきます。また、Discourse markerのない部分も、できるだけ補うつもりで読むと効果が上がります。


 ・「Shadowing」→速読力のUP

時間があまり確保できないときも1trackだけならば10分程度で②~④はこなせます。もちろん複数のtrackをこなすべきですが、何より重要なことは『継続』です。量は少しでも積み重ねれば必ず力はつきます。

  また、リスニング力の向上は、最終的には速読力のupにつながります。なぜならば、『目』で読むスピードより、流れてくる文を『耳』で読むスピードの方が速いので、その速さで英文を理解していく事に慣れれば、おのずと目で読むときの効率もあがるからです。つまり、『リスニング』は50点以上の得点を生み出す教科ですので積極的に取り組みましょう。


国公立二次試験になると「英文和訳」「和文英訳(条件・自由)」「要約要旨」など、本質的な"思考力・表現力"を問われる問題形式があります。そして、それぞれに対して重要なテクニック(疑問詞の可視化・品詞転換など)をマスターする必要があります。

しかしそれらの根本にあるのは、①"こくご"力: 論理力・思考力・表現力 + ②教養力:文理のジャンルを超えた、広い一般教養、この2つであることは必ず念頭においておいてください。

国語のアプローチ

・国語力こそが全ての「要」

現代文の勉強については、いろいろな誤解をしている人が多くいます。「時間を割いてもそう簡単に成績は上がらない」と思い、なかなか効果的な勉強方法もなさそうに思われているのが現状です。でも、実は現代文は「やれば必ずできるようになる」教科です。

例えば、国語以外の他教科、特に英語の長文問題の訳文を思い出してください。会話文はすらすら読めるのに、少し抽象的なテーマを扱った文章になると、難解な語句が頻出して急に読めなくなると思います。日本語でさえ読めないものが果たして英文になって読めるでしょうか?数学、社会、理科にしても、問題の解説をみると、説明文そのものが複雑な構造をもち(つまり、長いということ)、さらに意味の曖昧な抽象的な用語が多く現れています。解説・説明の日本語がしっかり理解できていなければ、問題演習を重ねる効果が薄れてしまい、得点の伸び悩みにつながります。

・論旨を「可視化」する

現代文の勉強において重要とされるのは

 ①  論理的読解力(20%) ②評論用語(30%) ③人文・社会・自然科学についての教養・知識(50%)

その中で①については、正しい訓練で飛躍的に力がつきます、それが「可視化」です。

 (手順)各段落ごとの要旨をまとめる→意味段落をみつける→全体の論旨を文・図式などを使ってまとめる

一見kの作業は遠回りのように見えますが「解けたから読めた」ということではなく「読めたから解けた」という方向を求めることが、本質的、かつ根本的な読解力を生み出します。この能力こそ、全教科の得点UP、また、限界突破の最重要キーです。単なる「記憶」に納得いかなかった僕は、これのおかげで偏差値80を越えました。


・古典マスターの3本柱

古文の勉強には三つの軸、①古典文法(20%) ②古文単語(20%) ③古典常識(60%) です。①古典文法は、「助動詞」「助詞」「敬語」の一覧表を完全に覚え、助動詞、助詞の識別(「なむ」「に」「ぬ」「ね」「なり」「して」など)、敬語の種類・敬意の主体と対象の識別について熟知していなければなりません。②については、文章を読解していく過程で本文に出てきたものを、辞書や古文単語帳で繰り返しチェックしていきましょう。

特に、古文単語は「ひらがな→漢字」を意識しましょう。そうすると「ことなり:ちがっている/格別である」が「ことなり:異なり/殊なり」となり、忘れにくく、かつ思い出しやすい状態に変化します

・古文常識こそが最も重要!

古典常識(1100年間にわたる、日本の文化・価値観、仏教思想、修辞法、各作品の有名場面の背景、文章のジャンル別特徴、など)は、読解を進める上でかなり大きな助けとなるので、しっかり時間をかけて準備しましょう。

また、一度読んだ文章は「音読」をするとよいです。声に出して何度も読めば、古文独特の表現(音便)なども自然と身につきます。また、その際に「可視化」を意識してください。本文にあらわされている、または込められている「風景・心情」を、五感を使って可視化する、それを実践するだけで、驚くほど読解力はつきますので。


・古文→漢文を念頭に

漢文の勉強は、①句法(40%) ②漢字の持つ本質的な意味(40%) ③漢文常識(20%) の三つが重要です。また、漢文は書き下し文に変えると、結局は古文になるわけですから、古典文法(用言・助動詞・助詞)をある程度習得してからとりかかるほうが効率よく進みます。。当然、古文と同じように、書き下し文を何度も音読するのが最も効率のよい勉強方法です。また、たとえ学校の教材でも、上記の方法で読解し「音読」していけば十分活用できるよい素材になり得ます。

数学のアプローチ

・日本人は数学ができない?

IEA(国際教育到達度評価学会)の「TIMSS(国際数学・理科教育調査)」では、各国の数学と理科の学力が4年おきに調査されています。2015年のTIMSSの結果によると、日本の中学2年生の数学平均点は586点で、参加国(39カ国)の中で5位に入っています。日本では子どもの理系離れが言われて久しいですが、実は日本の学生の理系学力は高い水準にあります。

・得意なのは問題を「解く」だけ

日本人の理系能力は高いのに、理系離れが進んでいるのはなぜか。それは、日本の数学教育は、数学上の概念を正しく、徹底して教えていないからです。結果、日本の子供が得意なのは数学の問題を「解く」ことであって「数学的思考」ではなくなってしまっているのです。

小・中学校で問題の解き方のベースを教わったあと、数学の本質を学べるタイミングが高校です。にも関わらず、4STEPや3TRIALを修行のごとく解かされる。。。問題を解くことは、あくまで手段。しかし高校生のほとんどは、いつの間にやら「手段の目的化」に陥っているのです。


・数学の面白さ

数学の面白さは、公式や解法の本質理解にこそあります。

(Ex.1) i^2=-1 のiは、imaginary number (架空の数字=虚数) のi

(Ex.2) チェバの定理はメネラウスの定理から求まり、メネラウスの定理は3組の三角形の面積比から求まる。

(Ex.3) 漸化式「an+1=pan+q」は等差数列型と等比数列型のミックス

言葉の定義や公式の成り立ちを説明し、解法の体系化を徹底している教材こそが、最良だと考えます。

✔︎初めから始める数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ (マセマ出版社)

世の中に「網羅性が高い」問題集や「解説が丁寧」な問題集はたくさんあります。本書は「公式や解法の本質を解説」してくれる唯一の教材。苦手な単元だけでも良いので、導入としては最適。

 


・「思考力」「判断力」「表現力」

"全体をとらえる力・細分化する力・情報を結合する力・再構築する力"、こういった力は、数学を学ぶことで養われます。

問題が何を求めているのか「思考」し、どの公式や解法を使えば良いか「判断」し、解答までの手順を「表現」する。

この過程こそ「数学的思考」であり、結果として上記のような力が養われるのです。

✔︎大学への数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ (東京出版)

目的は「上級解法の習得」。ベースの公式・解法が分かることが前提で始めるべき教材。前文には「どういう所に注目してその解法を使おうと思ったのか」も書いてあるので必読。別解の数も豊富。

各教科のおすすめ教材についての質問に加え、その他(勉強法、時間のマネジメント、志望校について、など)も、本コラボ期間、よろこんでご相談をうけさせていただきます。

お問い合わせフォームより、ご連絡ください。(濱川学院 濱川武明・久保一誠)



Time to Realize a lifelong dream.

時をかけ、人生の夢を叶えるために